うなぎは、夏バテや疲労などに効果がある滋養強壮の代名詞的食品であります。
山芋は、胃潰瘍や胃炎の予防、滋養強壮に効果的とされています。
夏バテ予防や疲労回復に効果的な2つの食材を使って、美味しくいただける「うなぎのとろろ丼」レシピの紹介です。
とろろに向いている山芋は?
1.山芋・長芋・大和芋の特徴
「山芋」は「自然薯」だけを指すこともあるし、栽培などヤマノイモ科のイモ全体を指すこともあります。
関東では長い芋を「長芋」、グローブのようなイチョウの形をした芋を「大和芋」と言われています。
関西では、丸いじゃがいもの大形のような芋を「大和芋」と呼んでいます。
関西の「大和芋」は奈良県の伊勢芋や三重県の丹波芋のことを指しています。
2.山芋・長芋・大和芋の栄養/とろろに向いている山芋は?
栄養
山芋のネバネバは、胃潰瘍や胃炎の予防、滋養強壮に効果的です。また、ビタミンB群やC、カリウム、食物繊維などもバランスよく含まれています 。
肝機能の強化、疲労回復、消化促進、健胃、潰瘍の予防、整腸・便秘の予防、高血圧の予防、老化防止、滋養強壮に効果があります。
とろろに向いている山芋は?
粘質度高いのは、山芋→大和芋→長芋の順になります。
長芋はサクサクとして、粘り気が少ないので、そのまま刻んで食べても美味です。
大和芋は粘り気が強いのでやはりとろろに向いています。栄養成分はほぼ同じです。
3.変色を防ぐ方法/冷凍保存
変色を防ぐ方法
すりおろした山芋にも酢を2~3滴入れると防ぐことができます。皮をむいてカットした山芋を漬ける場合には、水1Lに対し酢大さじ1杯程度の酢水に10分程漬けるとよいです。
また、山芋には手の痒みの原因となるシュウ酸カルシウムという成分が含まれています。シュウ酸カルシウムはアルカリ性の性質のため、酸性の酢に漬けることで中和できます。
酢に漬けることで変色も痒みも防止できるという一石二鳥の方法だと思います。
冷凍保存方法
そのまま保存する場合
・皮を向いて酢水に漬けた長いもをキッチンペーパーで水気を切ってからチャック付き袋等に入れて凍らせます。
すりおりしてから保存する場合
・すりおろしたらすぐにチャック付き袋等に薄く平になるように入れて冷凍庫で保存しましょう。
自然解凍がおススメです。
保存期間目安1ヶ月
4.うなぎのとろろ丼レシピ
とろろとうなぎでスタミナアップ。タレとの相性も抜群です!
材料:とろろ100g うなぎ蒲焼き適量 うなぎのタレ適量 ご飯適量 小ねぎ適量
※とろろは、山芋・長芋・大和芋どちらでもOK(手に入るもので)。スーパーにすられている生とろろや冷凍とろろが売られているので使うと便利です。
①山芋は皮をむいてすりおろします。
②器にご飯を入れ、うなぎのタレを適量かけます。
③温めた蒲焼きをご飯にのせ、とろろをかけて小ねぎをおいて出来上がり!
お好みで山椒や焼きのりをかけてください。
5.まとめ
土用の丑の日に「とろろとうなぎ丼」で美味しくいただきながら、夏バテ予防しましょう!
2023年 7月30日(日)が丑の日になります。
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