端午の節句・男の子の健やかな成長を願うお祝いの日!

端午の節句

屋根よーりーたーか-い鯉のーぼーり~♪
端午の節句といえばこの歌ですが、都会に住んでいると、なかなかそんなに大きい鯉のぼりを見ることはありません。

小さい鯉のぼりをベランダの柵にくくりつけているのを見ていましたが・・・

5月5日は現在では「こどもの日」として祝日に定められています。鎧やかぶとを飾り、鯉のぼりを立て、男の子の成長や立身出世を願ってお祝いをする1日です。柏餅やちまきを食べ、夜は菖蒲湯に入ります。家族みんなで楽しめる行事のひとつです。

また、5月5日の端午の節句は、男の子のための節句として定着していきました。 鎧や兜を飾ることは、武家社会から生まれた風習です。(3月3日のひなまつりが、女の子のための節句となっています。)

子どもの日

なぜ鯉のぼり飾るの?

江戸時代に始まった風習で、神様に男の子の誕生を知らせ「この子を守ってください」とお願いするための目印として揚げられました。当初は真鯉のみを空に泳がせていましたが、明治時代に入ると緋鯉が、昭和になると子供の数だけ子鯉を立てるようになりました。また現在はナイロンやポリエステルなど、水にぬれても大丈夫な素材で作られていますが、江戸時代は和紙、大正時代は綿で作られていたため、雨が降らない時を見計らって飾られていたようです。
鯉というのは、出世の象徴で「登竜門」という言葉も、鯉が滝を登り切って竜になったという故事から生まれています。

なぜ兜を飾るの?

鎧や兜を飾ることは、武家社会から生まれた風習です。身の安全を願って神社にお参りするときに、鎧や兜を奉納するしきたりに由来しています。鎧や兜を“戦争道具”と受け取る考えがありますが、武将にとっては自分の身を護る大切な道具であり、シンボルとしての精神的な意味がある大切な宝物でした。

現在は、鎧兜が“身体を守る”ものという意味があり、事故や病気から大切な子どもを守ってくれるようにという願いも込めて飾ります。

※参考:日本の行事を楽しむ12カ月 くらしの歳時記より

 

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